こんにちは、とも丼です。
私は29歳になるまで音楽一筋…一筋になるほど真剣には向き合ってきませんでしたが(笑)
学生時代から音楽が好きで、成績も音楽だけは良かったのでした。
しかし、ピアノも弾けなければ楽譜も読めず、唯一弾ける楽器はギターだけ。
でも人並みのギターしか弾けないにも関わらず、「自分には音楽しかない」と無意識に自分の可能性というものを制限して、自分の中途半端な音楽センスに縋って(すがって)十数年も生きてきました。
この中途半端なスキルを特技として、いつの日か音楽で独立するんだ…と無謀なことを考えていた時期もありました。
そんな私がなぜデザインの道に踏み出したのか理由をお伝えしたいと思います。
自分に自信が持てなかった
中途半端な音楽スキル。
それ以外は絵も描けなければ、楽譜も読み書きできない。
資格を取れば…と思い勉強を始めるも付け焼き刃で合格した簿記2級。実務で使えるのだろうか…
学生時代に取った空手道初段。もう10年以上のブランクがあるため、大切な人を守れるかも危ういです。
とにかく、社会人になってからというもの自分に対して自信が持てませんでした。
自分には何ができるのだろう。
何もできない自分にコンプレックスを抱いていました。
会社を辞めたら生きていけない
何のスキルもない自分。
工業高校や商業高校、各種専門学校に通っていたわけではないので、食べていけるスキルもない。
ここで何か問題を起こし、会社をクビになったら…生きていけない
パワハラな上司や心が病んでしまったら、憂鬱な気持ちで会社にしがみついて生きて行きたくはない。
そう思うようになっていました。
ただ、私の中途半端な音楽スキルでは食べていけません。
空手道初段を持っていますが、指導してお金を稼ぐことなんてできません。
人並みのWard、Excel等のスキルでは歳をとるにつれて再就職なんてできないだろうし…
フリーランスで働くにも何かスキルがなければ独立して働けないし…
人とは違う何か希少性の高いスキルを身につけなければ…と考えたのでした。
一般人が持っていないスキルを手に入れたい
私は変わり者で、一般的なスキルでは自信に繋げることはできないと考えていました。
そこで目をつけたのが、デザイン関係のスキルです。
デザインは奥が深く、まだまだ素人の私ですが、自分の頭の中にある物をアウトプットすることが直感的にでき、デザイナー界隈では普通に使われているAdobe製品を使いこなせるようになれば表現の幅も広がるのではないかと考え、Adobe製品スキルの取得を目指すことにしました。
Adobe製品はAdobe税とも呼ばれるくらいお金がかかります。
つまり、素人には手が出しづらい分野ということです。
プロのデザイナやクリエイタの方はAdobeを使用することは当たり前ですが、一般人はAdobeの存在すら知りません。そして、一般人が一般人から抜け出す手っ取り早い方法がAdobeを契約してPhotoshopやIllustrator等のソフトを人並み以上に勉強して、それらのソフトを使いこなすことだと考えました。
プロと呼ばれる人たちにはまだまだ遠く及びませんが、今ではPhotoshop、Illustrator、AfterEffects、PremierePro等を人並み以上に使いこなすことができるようになりました。
ただ、これでもまだまだ不安で、Adobeを使っている人からしたら当たり前のスキルなので、3DCGにも手を出し、Cinema4Dというソフトの勉強も同時に行い、簡単な造形物のモデリングをできるようにまでなりました。
とにかく楽しい
自分は音楽だけだと思い込んでいた私ですが、いま振り返ってみると会社ではWardの図形を駆使して色々なイラストを作って広報活動をしたり、家族旅行のために凝ったパンフレットを作るなど、元々何かを作ることが好きな人間でした。
それに気付いたのは最近で、デザイン関係の勉強を始めてからでした。
仕事から終わって家に帰って家族が寝静まった後にパソコンを開いて、自己満足のデジタルアート作品を作る。そして、新しいツールの勉強をする。
とにかく楽しいです。
そして、いまなら胸を張って「自分はPhotoshopやAfterEffectsなどのソフトを使用して何でも作ることができます。」と言うことができます。
デザインを始めた理由は自分に自信を持てなかった自分を変えたいという強い気持ちがあり、そのために一般人が持つことのないスキルを手に入れるため、そして、なによりも何かを作ることが好きだったからです。
「作ることが好き」というのに気づいたのはデザインを始めてからですが(笑)
そして意外なところで音楽のスキルが生きてくるのでした。
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